もう40年近くインプラント治療をやっていますが、初期のものは骨とのインテグレーションがあまりよくなく
特に京セラのサファイヤインプラントにその傾向が高かったようです。
それでも30数年良く機能して骨についているものもありますからわかりません。
全てはその人の噛む力の大小にかかわるようです。
ここ十数年は表面研磨されたブローネマルクインプラントから、表面を荒く加工したものに変わってきてそれなりの効果を上げています。
一時期表面にハイドロキシアパタイトを吹き付けたものが付きが良いので世界的に流行し私も使いましたが、
数年後に感染する例が出て使用をやめました。
良く付くインプラントはばい菌も良く付くようです。
最近表面粗さがそれほどでもなく弱い粗さの物に脱落がときおり見られるのでその時は迷わず
ストローマンのものに替えるとしっかりつきます。
脱落率ではおそらくストローマンが一番成績が良いようですがあくまでも感覚的なものです。
様々な骨質に対してどれがいいかは患者ごとに異なるので、複数のインプラントメーカーを用意した方がいいのです。