知人で東海大学の口腔外科の教授をしていた金子氏が仙台歯科医師会の学術講演会に出て
抗生剤の使いかたについて貴重な講演をしてくれた。
学生時代はペニシリン系は古い薬で専らセフェム系が主流だと教わったがそれから幾星霜たち、
今や主流がペニシリン系のサワシリンだという話を聞き新鮮な驚きだった。
耳鼻科領域で今も大量に使われているクラリスロマイシンはもう耐性菌が出てあまり効果はなく、
使わない方がいいとのこと。
昨日来られた上顎洞炎のひどい患者さんは大学の耳鼻科でクラリスをしばらく飲むように言われたが
痛みが取れないと言っていたが案の定です。
別の抗生剤を処方するのでそれは辞めるようにお話させていただきました。
歯科から医科に情報が行く時代になりましたね。