最近インプラントのご相談に見える方は長く入れ歯をお使いでどうしてもインプラントに踏み込めなかった方が多いようです。
その結果として抜いた歯の骨が異常に吸収してしまいもうインプラントが出来ないレベルに陥っていることも多い。
大きな造骨手術が必要でこれはしかるべき大学病院で入院して骨移植を伴うインプラントになります。
昔は歯が抜けたら入れ歯かブリッジでしたが、入れ歯はその下の骨が圧迫されて吸収するし、
ブリッジは健康な歯を削り被せるので歯周病や削った歯の神経を痛めることにもなりかねない古い治療です。
近代インプラント治療の創始者のスウェーデンのイエテボリ大学教授ブローネマルク先生は
誰もが死ぬときに枕元に入れ歯を置いて死ぬべきではないのですと言ってインプラントの必要性を述べています。
保険の効かない自費治療ですが大きなインプラント治療でもせいぜい車一台分です。
一生のうちに何度も買い替える車と比較してもその価値は十分にあると思いますがどうでしょうか。
骨造成はほとんど私のところでやりますがどうしても手に余る大掛かりなものは優秀な後輩の教授のいる
大学病院に紹介しています。
歯科治療はチーム医療なのです。無理して墓穴を掘る必要はありません。