昔インプラントに否定的な大学の先生はインプラントは骨に直接くっつくから天然歯のような歯根膜がなく駄目だと盛んに言っていました。
そりゃあそうでしょう。そうでなければ細い直径のインプラントは持ちません。
あっという間に噛む力に負けて脱落してしまいます。
天然歯は欠点もあるのですよ。何より有機質なのでエントロピーが高く変異を起こしやすい。
これは物理学のいろはです。
チタンの表面が骨に強固にくっつくのを発見したスウェーデンのブローネマルク教授は誠に偉大です。
ノーベル医学生理学賞をもらえずに亡くなったのはなんとしても惜しい。
コロナが収まって来たので三年くらい来ていなかった患者さんが来ています。
みなさんインプラントは大丈夫でも自分の歯が駄目になっていました。
わたしが歯をなくしたら迷わず息子にインプラントを入れてもらいます。