日本で唯一信頼できるインプラントの専門医資格、日本口腔インプラント学会専門医。
昨年末に5年ぶりに膨大な書類をそろえ提出したものが承認されましたとの報告を
学会の専門医資格審査委員会からいただきました。
学会が出来てすぐに専門医になった小生は最も古い資格取得者の一人でしょう。
先日も学会の重鎮で若いころに大変世話になった歯科医が
年末に亡くなったという知らせを学会誌で見ました。
全身管理を教えていただいた東京の藤原先生に教えていただいてその方の
インプラント研究会に通い始めた頃の事を思い出します。
当時の学会はアメリカから来たブレードインプラントや骨膜下のインプラントが主流で
今のものとはだいぶ違いましたがそれでもきちんとした手順で丁寧に入れたインプラントは
抜けることもなく30数年間患者さんの口の中で働いています。
インプラントははやりすたりがありますが、科学に基づいた治療を心がければ
どのようなものでも大概はうまくいきます。
インプラントの前にスウェーデンで歯周病を科学の目で見て治療することを学んだことは
準備運動としては極めて大きかった。
当時の先生たちはほとんど鬼籍に入ってしまいましたが、今でも教えは全く古くありません。
若い時の苦労は買ってでもしろ、とはけだし名言です。