ネット配信になったインプラント学会の特別講演を視聴していたらある講師がインプラントと残存寿命を考える話をしていました。
話では若い時に家を建てた時には亡くなる九十歳近くまで数十年もメインテナンスしていかなけらば行けないが、
六十歳とか七十歳で建てた時にはさほどメインテナンスしないうちにお迎えが来るからどうかと言う話でした。
確かに残存寿命によってはインプラントも随分と長くリコールを重ねながら歯科医と共同作業でインプラントを持たせていかねばなりません。
当院でも軽く三十年以上の患者さんがおられますが皆さんきちんと三か月ごとに定期健診に来られるのでその方帯は驚くほど口の中が健康です。
昔のブレードインプラントや京セラのサファイヤインプラントでもしっかり持っているのは嬉しいです。
でも途中でドロップアウトされた方の場合は時折他の歯科医院から不具合が出たのでインプラントの種類を教えてくださいという連絡が来ます。
定期健診は大事ですが長くなると息切れしやすいですね。
一方で高齢者でインプラントをした方は、ほとんど亡くなるまで以上なく使用できるとなります。
これは高齢になってからの家の新築と同じだとその先生は話をしています。
家を建てるのは建築家でインプラントは歯科医師ですが建てた家を何十年お持たせるのは確かに大変ですね。
歯科医はよくやっていると思います。