顎の骨の内部には数多くの神経や血管が通っており、個人個人で形態が異なります。
歯科用ではない通常のレントゲン写真では、骨の影になっている神経や血管を確認することができないのです。
歯科用CTは神経や血管を傷つけてしまわないように、万が一の事故を未然に防ぐために欠かせない装置です。
インプラントを埋入する部位の術前には、骨の状態(質や厚み・高さ・形態など)を正確に診断することが重要です。手術で「危険領域」となる神経管や血管の位置をはじめ、骨幅や骨質などを正確に診査・診断するには、歯科用CTは欠かすことができません。的確な治療計画を立てることで、より安全性の高い治療が行えるのです。
注意点
次のような方はCT検査を受けられないことがありますので、必ずスタッフに申し出てください。
- 妊娠している方、または妊娠している可能性のある方
- 取りはずしのできない金属がお身体にある方
- 心臓ペースメーカーを使用されている方
また、検査に影響を及ぼす可能性があるため、ピアスやイヤリング、ネックレス、ヘアピン、入れ歯、眼鏡・サングラス、磁石入りの絆創膏(エレキバンなど)は検査前に外していただきます。