【歯科インプラント治療の最高峰 - 国際インプラント学会認定医】
高齢化が進む日本では、「歯の健康」「歯の維持」はとても重要なテーマです。
歯の喪失は、食事や会話、そして笑顔などの「お顔の表情」までもが妨げられる深刻な問題です。
さて、最近注目を集めているのが「歯科インプラント治療」です。
「インプラント治療」を標榜するクリニックも沢山増えました。
「インプラント治療」とは顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込む、その上に人工の歯冠を置く革新的な治療法です。
しかし、歯科インプラント治療は一般の虫歯治療などとは違い、非常に高い知識と技術が必要です。
治療後も定期的な検査やメンテナンスがかかせません。
長い付き合いになります。
インプラント治療をお考えの方は、以下を基準に判断し、事前にホームページ等で調べましょう。
- 日本国内の各インプラント学会の【専門医】の資格を有していること
- 国際的なインプラント学会の【認定医】以上の資格を有していること
その上で、クリニック/医院を受診し、相談/カウンセリングを受けることをお勧めします。
技術レベルの高い国内のインプラント【専門医】、国際的な【認定医】と付き合うことは、人生を楽しむ重要な要素になると思います。
今回は、その国際的なインプラント学会において代表的な【国際インプラント学会】について説明します。
【国際インプラント学会認定医とは】
国際インプラント学会(International Congress of Oral Implantologist)は、1972年に米国で設立された、歯科インプラント分野で最も信頼できる学会です。
国際インプラント学会には「認定医」資格の制度があります。
認定医の要件は厳格です。
一定年数以上のインプラント治療経験、一定症例数以上の実績、さらに学会による専門試験に合格する必要があります。
合格率は2割程度と言われています。
インプラント治療の第一者のみが認定を受けることができる資格なのです。
【認定医ならではの専門性】
国際インプラント学会【認定医】は、長年の経験とインプラント治療に関する知識を有しています。
一般の歯科医院ではなかなか対応が難しい、以下のような複雑なケースにも対応できるのが強みです。
- 重度の歯周病による大量の歯の喪失
- がんなどによる広範囲の上下顎の欠損
- 下顎の萎縮による骨不足
- 解剖学的に難しい部位へのインプラント設置
また、技術的な面だけでなく、インプラント治療全般に対して深い理解と専門知識を有しています。
国際インプラント学会【認定医】の価値は高いと言えるでしょう。
【日本での国際インプラント学会 認定医】
日本においては、現在300名程度の国際インプラント学会認定医がいるにすぎません。
1億3000万人の人口から考えれば、「インプラント治療のエリート中のエリート」です。
日本の国際インプラント学会【認定医】は、以下のような特徴があります。
- 認定資格の維持には、3年ごとに継続的な症例実績と研修が義務付けられている
- 最先端の知識と技術を常に取り入れることが大切
- 患者の立場に立った丁寧でわかりやすい説明と対応が賞賛される
- 自身の事例研究、小児歯科インプラント分野の発展に取り組んでいる
実は、日本の国際インプラント学会認定医は、インプラント治療の最新の知見と高い倫理観、コミュニケーション能力を併せ持つ医療職です。
患者様が安心してインプラント治療を受けられる、最も信頼できる存在なのです。
【認定医を受診するメリット】
一般歯科医院では対応が難しい複雑なインプラント症例でも、認定医の高度な専門性によりスムーズな治療が期待できます。
認定医の治療によって長期にわたって安定した咀嚼機能を維持できる可能性あります。
技術面だけでなく、認定医の豊富な経験と深い理解力に基づいた適切な説明と判断も、大きなメリットです。
患者様も事前相談/カウンセリングについて納得が得られやすいと言えます。
歯科インプラント治療は、人工物を生体に埋め込む高度な医療行為です。
安全で効果治療を受けるためには、期限ある資格を持つ認定医に受験することが当然の選択肢だと言えます。
【認定医への段階】
国際インプラント学会認定医へのプロセスは、一般の歯科医師とは全く異なります。
歯学部卒業後も、さらに数年間の研修期間を経て、インプラント治療に特化した専門医療機関への所属が必要です。
実際の臨床では、上級医師の厳しい指導のもと、徹底した理論と実技の研鑽を重ねていきます。
大学時代の学びを遥かに超える専門知識と、技術の体得に注力する日々が続きます。
そして、一定の経験と実績を積んだ時点で、ついに国際インプラント学会の認定試験の受験資格が得られます。
この認定試験は、歯科インプラント分野の第一線の専門家たちの出題を行い、レベルの高い内容の試験です。
3年ごとの継続的な研修と実績の更新が義務付けられており、認識医として常に維持し続ける努力が必要なのです。
【根拠に基づいた安全な治療】
歯科インプラント治療では、長期にわたり口腔内への安定した適合が何よりも重要視されます。
例えば、インプラントの人工歯根の素材には、生体親和性と性能に優れたチタンが主に使われます。
しかし、チタンにも軽度のアレルギー反応がある患者さんがいます。
ジルコニアという生体セラミックを置くなど、個別のケースに合わせた対応が可能です。
また、骨の状態によってインプラント設置部位や方法を変える必要がある場合は、CT画像に基づいた徹底的な事前シミュレーションを行います。
手術時の精密なガイドを設けるなど、安全性と確実性の高い治療を心がけています。
骨の状態という根拠に基づいた丁寧な診断と治療から、合併症のリスク軽減やトラブル回避策、治療後定期的な検査/メンテナンスまでレベルの高いものが期待できます。
【グローバルな視点】
国際インプラント学会は世界90カ国以上に支部を持つ国際的な学会組織です。
日本の認定医は、世界中の専門家とのつながり、最新の研究動向を捉えています。
また、認定医の中には国際学会への参加や海外研修なども積極的に行い、国内に留まらずグローバルな視点を持っている医師も多くいます。
第一線の知識と技術を体得できるのです。
さらに、留学経験者や外国人認定医も少なくありません。
異なる文化的背景を持つ患者さんへの対応にも長けた、国際性の高い医師と言えるでしょう。
多様な価値観を持つ患者さんへの細やかな配慮、高い倫理観と責任感、そして世界で最も進んでいる医療を提供する姿勢を持っています。
国際インプラント学会【認定医】は、グローバルな視点から常に高みを目指す職業倫理があると感じます。
このように、国際インプラント学会【認定医】は、歯科インプラント治療における最も専門的かつ根拠ある存在です。
国際インプラント学会【認定医】を受診することで、患者さんは最先端の知見と技術による安全で確実な治療を受けられる医師に、自分の大切な口腔内を託すことができます。
高齢化日本でQOL(Quality of life)を維持した生活を約束してくれると思います。
ICOI国際インプラント学会 公式HP
https://www.icoi-japan.jp/